Pick UP! Independent Publisher 暮らしのオルタナティブを発信する出版社「三輪舎」
1人から数人規模で出版活動を行う出版社をご紹介するコーナー「Pick UP! Independent Publisher」。
今回ご紹介するのは「三輪舎」です。刊行点数は少ないながら良質な本を出版。2018年9月に出版した『本を贈る』は内容もさることながらその造本の美しさからも話題になりました。8月に出たばかりの『ロンドン・ジャングルブック』もさすがの装丁です。
そんな三輪舎で出版されている刊行書籍をご紹介します。
一冊一冊手作りの本で有名なインド・タラブックスの『夜の木』『世界のはじまり』の作家バッジュ・シャームのデビュー作・日本版
ロンドン・ジャングルブック
書籍：『ロンドン・ジャングルブック』
(バッジュ・シャーム（作）／スラニー京子（訳）)
レビューを読む：https://www.honzuki.jp/book/280831/
色鮮やかに描かれる作品たち。そこに表現される作者のイメージ。それらを引き立たせる本づくりの技
本の感想を書くのに、こういう話から始めるのは違うと言われてしまうかもしれませんが、この本についてはこの話を抜きにはできないと思うので、そこから始めます。紙の本ってすばらしい！
（タカラ～ムさん）
本が読者の元に届くまでに携わる種々の人々の想いを綴った小論集
本を贈る
書籍：『本を贈る』
(若松 英輔 / 島田 潤一郎 / 牟田 都子 / 矢萩 多聞 / 橋本 亮二 / 笠井 瑠美子 / 川人 寧幸 / 藤原 隆充 / 三田 修平 / 久禮 亮太)
レビューを読む：https://www.honzuki.jp/book/269922/
編集者、装丁家、校正者、印刷、製本、取次、営業、書店員、本屋。私たちに本を届けてくれる人たちの思いが伝わる一冊
本を読むとき、いつも気になるところに付箋を貼りながら読んでいます。こうしてレビューを書くから、というのも理由ですが、それ以外にも印象に残るフレーズとか、共感したところに貼ります。（タカラ～ムさん）
ちょっと生真面目すぎるエッセイも見受けられたが…。「本を贈る」というか、「本を造る」「本を売る」といった立場役回りの人などの、それぞれの仕事の内容やまつわるエピソードなどに面白いものもあった。
（古本虫がさまようさん）
意外となかった子どもと過ごすためのお父さんのための本
父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。
書籍：『父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。』
(布施太朗)
レビューを読む：https://www.honzuki.jp/book/278964/
父親（オトン）はそう長くはない。だが偉大である。
（蔵前さん）
父親は偉大な存在である。しかし人によってはそう思わない人もいるのだが、大概の人は父親の背中を見て育ち、その背中でもって将来を考えたり、父親になろうと思ったりするようになる。もっとも父親もまた子どもをいかにして育てていくのか、毎日のように模索をする。
「三輪舎」既刊リスト
| 書名 | 著者名 | 発売日 | 本体価格 |
| ロンドン・ジャングルブック | バッジュ・シャーム（作）／スラニー京子（訳 | 2019/08/03 | ¥2,800 |
| つなみ | ジョイデブ＆モエナ・チットロコル（絵・文）／スラニー京子（訳） | 2018/09/10 | ¥3,500 |
| 本を贈る | 松 英輔 / 島田 潤一郎 / 牟田 都子 / 矢萩 多聞 / 橋本 亮二 / 笠井 瑠美子 / 川人 寧幸 / 藤原 隆充 / 三田 修平 / 久禮 亮太 | 2018/09/10 | ¥1,800 |
| 未来住まい方会議 | YADOKARI | 2018/08/28 | ¥1,500 |
| 父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。 | 布施太朗 | 2016/01/18 | ¥1,300 |
| 赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。 | 境 治 | 2014/12/13 | ¥1,400 |
