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【作家を読む】やりたいことをやればいい 在野研究者・荒木優太 おすすめ3選

在野研究者

大学や研究機関に所属しない「在野研究者」として活動する荒木優太さん。近著『在野研究ビギナーズ』では、様々なスタイルで自らの興味の赴くままに研究を行う人々を紹介し、2016年に出版された『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』では過去の在野研究者(南方熊楠や小室直樹といった研究者も在野研究者として捉えなおしている)を紹介。そのほかSNSやYouTubeで他人の論文を紹介する活動「新書よりも論文を読め」など、研究活動を意欲的に発信しています。

そんな荒木優太さんの著作を紹介します

荒木優太さんプロフィール

1987年、東京都生まれ。在野研究者。専門は有島武郎。En-Sophやパブーなど、ネットを中心に日本近代文学の関連の文章を発表している。著書『小林多喜二と埴谷雄高』(ブイツーソリューション、2013)、『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)、『貧しい出版者――政治と文学と紙の屑』(フィルムアート社)。Twitterアカウントは@arishima_takeo

 

現代を生きる在野研究者たち

「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。
卒業後も退職後も、いつだって学問はできる!
現役で活躍するさまざまな在野研究者たちによる研究方法・生活を紹介する、実践的実例集。

本書は、読者が使える技法を自分用にチューンナップするための材料だ。

書籍:在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活medium 霊媒探偵城塚翡翠
(明石書店)

レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/283854/review/240820/

「在野研究」いい言葉ですね。(天翔龍・新山(Tenshouryu・Shinzan)さん)

 

在野研究の先達たち

「やりたいこと」をやって生きる。
その<あがき〈struggle〉>方は、今も昔も、無数にある。
先人に学び、選択肢を増やすため、16人の<在野研究者>の「生」を、彼らの遺した文献や、伝記的事実から読み解く。

大学や組織などに所属せずとも、しぶとく「生き延びる」ための<あがき>方の心得、40。

書籍:これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得
(東京書籍)

レビューを読む:

https://www.honzuki.jp/book/239790/review/176319/

https://www.honzuki.jp/book/239790/review/157994/

https://www.honzuki.jp/book/262618/review/238446/

https://www.honzuki.jp/book/262618/review/200046/ 

本書はWeb媒体を中心に、日本近代文学関連の批評・研究を発表する筆者が16人の在野研究者たちの「生」を遺された文献から読み解き、あがき続けるための方法を40にまとめたものです。背中を押されました。(有坂汀さん)
研究したいという微熱を持った人に(まむさん)

フリーター系社会超批評

海外に出かけテロリストの人質になると「自己責任」論が叫ばれる一方、甲子園球児の不祥事が発覚するとそのチームが不出場となるように「連帯責任」の縛りも強い。若者は、社会から同時に押しつけられる「責任論」とどう対峙すべきなのか? 自由に生きる道はあるのだろうか? 丸山眞男、和辻哲郎、高橋哲哉、加藤典洋、ロールズ、アレント、レヴィナスらのテクストを読み解きつつ、日本社会における匿名性の可能性と限界について考察するフリーター系社会超批評。作戦名は「ウーティス(誰でもない)」

書籍:無責任の新体系 ──きみはウーティスと言わねばならないマツリカ・マジョルカ
(角川書店)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/191007/

 

 

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