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【作家を読む】日常の謎から本格推理へ 2020年度本屋大賞ノミネート作家 相沢沙呼 おすすめ3選

実力派作家・相沢沙呼さん

2009年に『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞してデビューして以来、映画化作品『小説の神様』やライトノベル『緑陽のクエスタ・リリカ』、さらには漫画原作も手掛けるなど多彩な才能を持つ実力派作家・相沢沙呼(あいざわ・さこ)さん。

そんな相沢沙呼さんの最新作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』がなんと2020年本屋大賞にノミネートされました! 同作はほかにも「このミステリーがすごい! 2020年版」の国内編1位、「このミステリーがすごい! 2020年版」の国内ランキング1位を獲得。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの人気の相沢沙呼さんの作品をまとめてみました。

相沢沙呼さんプロフィール

ミステリ作家 主な著書に東京創元社『午前零時のサンドリヨン(酉乃シリーズ)』KADOKAWA『マツリカシリーズ』集英社『雨の降る日は学校に行かない』、映画化が決定した講談社タイガ『小説の神様』など。『マツリカ・マトリョシカ』が第18回本格ミステリ大賞候補作に。最新作は『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 // 奇術が趣味

 

2020年度本屋大賞ノミネート作品の特殊設定ミステリー

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

書籍:medium 霊媒探偵城塚翡翠
(講談社)

レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/285080/review/239402/

読み終わったあと、色んな感情に心を揺り動かされる。(やっぱり本が好きな婆さん)

 

映画化もされた小説家が主題の青春小説

 

書籍:『小説の神様 あなたを読む物語』(上下巻)
(講談社)

レビューを読む:上巻 https://www.honzuki.jp/book/268468/  下巻 https://www.honzuki.jp/book/270297/review/214739/ 

あなたの近くにもあったかもしれない物語。いつもこっそりノートの切れ端に書きつけたもののなかに、小説や漫画はあっただろうか? そしてそれを、誰かに見せはしなかっただろうか? それとも、あなたはただ見る側だっただろうか?(むとーりさん)

高校生と日常の謎、学園ミステリ

書籍:マツリカ・マジョルカ
(角川書店)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/191007/

高ビーな謎のお姫様と、下僕扱いされる少年の物語。果たして二人の行く末は・・・。主人公の柴山祐希は高校1年生。中学の時にひきこもり歴があり、クラスにも溶け込めない。姉に対しては、極度のシスコン。そんな彼が、ある日、廃墟のような雑居ビルに住むマツリカという謎の美少女と出会った。このマツリカという少女、なぜか、そのビルからずっと学校を観察しているという変人で、かなり高ビー。祐希は、柴犬と呼ばれて、完全にパシり扱いだ。(風竜胆さん)

 

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