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街の本屋さんの舞台裏。本屋入門おすすめ5選

本が売れない、出版不況と言われて久しい出版業界ですが
本を好きな人たちが、売り手として独立し、 ちいさな本屋を営む動きが続いてます。
『全国旅してでも行きたい街の本屋さん』(ジービー)を開くと、全国にある大小さまざまな185店もの本屋さんが紹介されています。


そもそも、書店と本屋の違いってなんでしょうか?
本屋を開くためには何が必要なのでしょうか?
本屋を開業した人たちが、自らの経験や想いを本で伝えようとしています。
中には開店までのスケジュールや、事業計画書が載っているものまで。
本屋入門のための手引き、5タイトルを ご紹介します。  

 

ユニークな本屋はその裏側もユニークだった

街灯りとしての本屋 11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方

書籍:街灯りとしての本屋 11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方
(田中佳祐/ 雷鳥社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/280662/ 

ユニークな個人経営の書店店主へのインタビューからわかる地域との関わり。本書のタイトルにもあるように、「街」と「本屋」は切り離せないという見方があり、私の関心もそこを基点としている。新刊・古書を問わず書店で起業するといより、本を媒介として、人びとが集まる場を設け、生業のひとつにする、という漠然としたイメージにとどまっているのだが。本書のインタビューで語られるトライ&エラーは、そこにカラフルな灯りをともしてくれる。(24wackyさん)
本好きな人は街の小さな本屋が好きなのでは? この本はそんな本屋を紹介している。想いは千差万別。でも本と人を繋ぎたい想いは同じ。どんな気持ちや信念で本屋を運営しているのか。興味も持ったら手にして欲しい。(芹沢忍さん)

 

訪ねて旅してみたくなる、全国のブックショップ23店を紹介

日本の小さな本屋さん

 書籍:日本の小さな本屋さん
(和氣正幸 / エクスナレッジ)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/267572/  

店構えも規模も扱っている本のジャンルもそれぞれに個性的な23軒の本屋さんに共通しているのは、本を届けるということに対する店主の熱意やポリシーであり、足を運んでくれるお客さんへの愛情だと本書を読んで感じる。(タカラ~ムさん)
本屋であることに誇りを持つ人々の言葉が、胸を熱くする。~中略~本屋さんは、書物への様々な価値観に出会える場所なのだと思った。それを見に行く旅に出たいという気持ちが湧いてくる。(Wings to flyさん)

 

実録!本屋を開業するまで―辻山さんの場合―

本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録

書籍:本屋、はじめました―新刊書店Title開業の記録
(辻山良雄 / 苦楽堂)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/249958/  

東京は荻窪にある本屋、Title開業の記録です。名前は知っていましたが行ったことはありません。気軽に行ける場所なのに行ったことがないとは勿体ない。そう思わせる内容でした。是非この空気を味わってきたい。(allblue300さん)
「本屋は具体的にどう始めるの?」という問いのひとつの答えとなる本が本書だ。~置かれた立場や経験でそれぞれの方策は変わってくるわけで、ただ少なくとも大前提として本屋をやることは間違いなく大変なこと(本屋に限らずひとりでお店をやることは大変)として、「自分はこうした」の一例が本書なわけだ。(BOOKSHOP LOVERさん)

 

パンの香りが漂う本屋

ローカルブックストアである

書籍:ローカルブックストアである/
(大井実/ 晶文社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/263731/  

図書館と違って、「本を売る」ということ、つまり商売であることが基礎である。しかも積極的にお客さんを楽しませることを考えている。そこが素晴らしい。そのうえ、ご自身が色々なことを楽しんでやっておられることがもっと重要なポイントだと思う。(west32さん)

 

本を売る空間としての「書店」から、媒介者としての「本屋」へ

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

書籍:本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)/
(内沼晋太郎 / 朝日出版社)
レビューを読む:https://www.honzuki.jp/book/213097/  

内沼晋太郎さんが言うところの「本屋」とは何か?「本屋」と「書店」は異なるという考えがおもしろい。「書店」は本を売る場所つまり空間であって、それを含んだより大きな概念が人としてあるいは仕事としての「本屋」である。おもしろい視点だ。(allblue300さん)

 

本屋さんの可能性を探り、明るい未来を宣言~中略~本書は、出版不況という言葉ばかりが目立つ中で、本の仕事はこれからが 面白いと、本の逆襲を宣言しています。(るびりんぐさん)

 

本屋、という形はとっているものの、新刊書を扱うお店、古本屋、その両方、ブックカフェなど、内容はさまざまで幅広いことが印象的です。本を読むと、本だけで生業を立てていくことが いかに困難であるか、という理由もわかり、興味深いです。
ひとつとして同じ店はない、これも本屋さんを訪ねる魅力のひとつ。 まずはお客さんとしてその扉を開いてみませんか?
   

 

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  1. 365bookdays編集部

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